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妊活中なのに旦那がEDに!? タイミング法による男性へのプレッシャー

小堀善友先生

この記事の監修医師

小堀 善友先生

獨協医科大学埼玉医療センター リプロダクションセンター副センター長・准教授

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本泌尿器内視鏡学会認定医。

専門分野は男性不妊症・性機能障害・性感染症で、男性不妊症や前立腺肥大症、前立腺癌の治療及び手術に多数携わっているほか、不妊症治療への啓発等にも積極的に取り組んでいる。

そろそろ子供が欲しいと思い「妊活を始めたい」と旦那さんに伝えたところ、いざというときに勃たずED(勃起障害)になってしまったというケースは少なくありません。EDは病気が原因で起こることもあれば、精神的な問題で起こることもあります。

不妊治療の最初のステップとして、一般的に「タイミング法」が推奨されていますが、じつはこのタイミング法自体がEDを引き起こす原因になりうるのです。

妊活自体が不妊に繋がってしまうなんて、本末転倒ですよね。ここでは、妊活を始めることで男性がEDになる理由と対処法について詳しくご紹介します。

妊活がきっかけで男性がEDになる理由

タイミング合わせることへの義務感とプレッシャー

タイミングを合わせることへのプレッシャー

一般的に、不妊治療の第1ステップとして、排卵日を予測したうえでセックスをする「タイミング法」を行います。基礎体温などから排卵日を予測し、妊娠しやすいタイミングで性交渉を持つことで自然妊娠を目指す方法です。

しかし奥さんから「この日のお願いね」と言われると、急にやる気がなくなったり、できなくなってしまう・・・という男性は意外に多いものです。指定された日にセックスをしなければならないことに義務感やプレッシャーを感じ、勃起できなくなってしまうことがあるのです。

勃起の条件はリラックスすること

勃起にはリラックス状態が必要

義務感やプレッシャーを感じると勃起できなくなるのは、交感神経と副交感神経の働きに理由があります。

実は男性が勃起するには、興奮状態ではなくリラックスした状態が必要です。そのため、身体の様々な機能を調節する自律神経のうち、リラックスしているときに働く副交感神経優位なときに、勃起は起こりやすいのです。しかし緊張したりプレッシャーを感じたりすると、交感神経にスイッチが切り替わってしまいます。

セックスに対して義務感を持つと、「ちゃんと射精できるかな」、「妻はセックスをしたいのではなく子供が欲しいからセックスをしているのではないか」などと考えてしまい、交感神経が優位になることで勃起できなくなるのです。

妊活EDの対処法:排卵日以外もセックスする

タイミング日以外でもセックスすることで旦那さんのED防止に

タイミングを合わせたセックスに対して義務感やプレッシャーを与えないように、排卵日かどうか関係なくセックスすることも対処法のひとつです。

過去に日本生殖医学会で発表された研究で、夫婦のセックス回数は、タイミング法を行う前までは月に4回だったのにもかかわらず、タイミング法を行うと月2回に減少してしまうという報告がありました。

実際にタイミング法を始めると、「排卵日以外はセックスしない」と拒否してしまう女性も多いようです。しかし、排卵日のタイミングだけに限定してしまうと、性行為が義務的になり、かえって男性の気持ちを萎えさせてしまうこともあります。

海外の不妊治療ガイドラインでは、子供が欲しいカップルは「1日おきにセックスすること」が推奨されていたりもします。不妊治療中もタイミングだけに固執しすぎず、排卵日のセックスがプレッシャーにならないようにしましょう。

治療薬も有効!悩む前に活用しよう

バイアグラなどの治療薬も効果的

ED(勃起障害)は、精神的な問題を解決しなければ治らないわけではありません。ほとんどの場合は、PDE5阻害薬(バイアグラ、シアリス、レビトラなどの治療薬)で改善することができるのです。

ですから、EDになったからといって、子供を持つことを諦める必要はありません。また、赤ちゃんを授かった瞬間、排卵日にセックスを合わせる義務感がなくなり、自然にEDが治ってしまったケースも多くみられます。早めに治療薬を用いてEDに対処し、子供を授かることが解決への近道と言えるでしょう。

さらに、これらのED治療薬は、血管の細胞を修復させ、動脈硬化の予防にも効果があります。ED治療薬自体が、身体に良いものですので、あまり躊躇せずに医師に処方を相談してみると良いでしょう。

専門家のカウンセリングも活用しよう

カウンセリングで妊活の悩みを相談

それでも妊活の悩みやEDの問題はデリケートなため、夫婦同士でもなかなか話し合いづらかったり、周りの目が気になって病院にも受診しづらいという方もいるでしょう。そのような場合は、誰とも顔を合わさずに受けられるオンライン妊活カウンセリングをおすすめします。

男性がEDや射精障害になった場合、女性側も「自分に魅力がないのでは?」「本当は子供を望んでいないのでは?」と悩んでしまうことも多いようです。夫婦がお互いに気を遣うあまり、プレッシャーやストレスを溜め込んでしまっては良くありません。

男性も女性も、プレッシャーを抱えこまないよう、カウンセリングも上手く利用していくと良いでしょう。

>>人には話しにくい不妊の悩みを相談:カウンセリング詳細をチェックする

オンライン妊活カウンセリング

まとめ ~ 旦那さんに過度なプレッシャーを与えないことが大切

女性はデリケートであると一般的に知られていますが、実は男性もデリケートな面があります。排卵日に合わせて夫婦生活を持たなければならないと思うと、プレッシャーを感じEDになってしまうこともあるのです。

ただしEDになったとしても、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬を使用することで、EDが改善し、自然妊娠できるようになる可能性があるのです。また、子供を授かって、セックスの義務感がなくなれば、EDが治るケースも多くあります。

夫婦仲を良好に保ちつつ、希望通りの方法で子供を授かるためにも、タイミングに固執しすぎずにセックスするように心がけたり、ED治療薬やカウンセリングなども適宜利用することをおすすめします。

スグケア編集部 2019/03/05

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