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男性不妊対策②|サウナと長風呂に注意!? 精子は高熱に弱い

男性不妊対策|精子は熱に弱い
小堀善友先生

この記事の監修医師

小堀 善友先生

獨協医科大学埼玉医療センター リプロダクションセンター副センター長・准教授

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本泌尿器内視鏡学会認定医。

専門分野は男性不妊症・性機能障害・性感染症で、男性不妊症や前立腺肥大症、前立腺癌の治療及び手術に多数携わっているほか、不妊症治療への啓発等にも積極的に取り組んでいる。

男性が妊活に取り組む際に、一番大切なことは、精子の質を良い状態に保つことです。精子の量や運動率が下がってしまうと、自然妊娠できる確率も低下してしまうからです。

そんな妊娠に重要な役割を果たす精子ですが、実は、熱に弱いことが分かっています。そのため、精子が作られる精巣(睾丸)を温めすぎたり圧迫してしまうと、精子の形成に大きな支障をきたし、妊娠率を下げてしまうのです。

そのため男性不妊対策として、まずは「股間周りを温め過ぎないこと」を気をつけるようにしましょう。この記事では、、精子に熱を与えることで起こる問題と、男性不妊対策のために気をつけたい生活習慣についてご紹介します。

サウナに入りすぎると、不妊検査の結果に影響を及ぼす!?

サウナの入りすぎは男性不妊の原因に!?

精巣を温めることによる精子への影響を調べるために、サウナを利用した実験が行われました(Hum Reprod. 2013:28:877-855)。

精液検査で正常値を示した10人の男性に、80~90℃のサウナを週2回15分利用する生活を3ヶ月続けてもらいました。その結果、実験前よりも実験終了時の方が、精子数の減少、精子運動立の低下、DNAが正常な精子数の減少、ミトコンドリアの減少などがみられたのです。さらに、熱によるストレスの反応に関わる遺伝子の発現も増えていました。

つまり、、サウナの入り過ぎは精液初見に悪影響を及ぼすことが分かったのです。

なお、サウナに入る習慣を中断すると6ヶ月後には、すべての数値が実験前のデータに改善していました。そのため、サウナ好きの方や長風呂の習慣がある方も、妊活中は少し我慢することで、精子の質を改善できる可能性があります。

妊活するなら冬!? 寒い冬の方が精子が増える!?

海外の医学雑誌に掲載、季節ごとの精液検査の結果を比較した報告が掲載されました。(Am J Obset Gynecol. 2013)。この報告によると、6,477組の男性不妊検査において、、精子濃度と精子運動数は夏と秋に著しく低下し、冬の間に回復することが分かりました。また、正常な形の精子の割合も冬が最も高いという結果が出ました。

精子は熱に弱く、精巣を温めすぎると精子の形成に影響を及ぼすため、寒い冬の方が精子の質が上がり妊娠の可能性が高くなるのかもしれません。

実際、厚生労働省の月別出生数のデータを見てみると、秋になると出産数が増えています。

秋に出産したということは、前年の冬に妊娠をしていたことになります。

因果関係は明らかではありませんが、精子の質が高まる冬の方が、夏よりも妊娠しやすいといえるのかもしれません。妊活中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

他にも気をつけたい精子を温める生活習慣

サウナの他にも、精子に熱を与えないよう気をつけたい生活習慣は他にもあります。男性不妊対策として、次のような習慣には注意してください。

ノートパソコンをひざの上に置かない

男性不妊対策:パソコンを膝の上に置かない

ノートパソコンは、底面が熱くなります。そのため、、ひざの上にノートパソコンを置いて操作している方は、精巣(睾丸)の周りを温めすぎて精子の量や質が低下している可能性があるのです。

ノートパソコンをひざの上に置いて操作するタイミングと言えば、車内や電車内で作業するときかと思います。どうしても車や電車の中で作業する場合は、雑誌や台などの上にノートパソコンを置くこようにしましょう。

長時間バイクや自転車に乗らない

男性不妊対策:長時間自転車に乗らない

バイクや自転車に長時間乗ると、、サドルが股間を圧迫することから血流が悪くなり、精子の減少・運動率の低下などを招く可能性があります。また同じ理由により、EDのリスクが高まることも証明されています。

適度な運動は、男性不妊対策としても大切ですが、スポーツとして長時間自転車に乗るのは避けた方が良いでしょう。

カイロで股間を温めない

男性不妊対策:カイロで温めすぎない

寒いからといって股間をカイロで温めすぎると、精子の質が低下する可能性があります。

寒い時は股間の周りではなく、腹巻などでお腹周りを温めるだけにしておくことをおすすめします。

お風呂に長時間入らない

男性不妊対策:お風呂に長時間入らない

サウナに長時間入ることで精子の量や質が低下する可能性があることは実験で証明済みですが、長時間の入浴にも同じことが言えます。要するに、温めることで精子の量や質が低下するため、熱い湯に長く浸かることが習慣づいている方も注意が必要です。

熱すぎる湯ではなく、ぬるま湯に浸かるなど温めすぎないよう工夫しましょう。

まとめ ~ 小さな習慣から男性不妊対策を始めよう ~

このように、精子は熱に弱いため、股間周りを温め過ぎたり圧迫するような日常習慣は、男性不妊に影響を及ぼす可能性があります。

長時間、熱い湯に浸かったりサウナに入ったりすることが習慣づいている場合は、この機会にやめるようにしましょう。また、長時間の自転車やバイクの運転やノートパソコンをひざの上にのせて操作することなども、精子に熱を与えてしまいます。

このような、、何気ない生活習慣の改善が、男性不妊対策に繋がります。少しの心がけが妊活力UPに繋がるので、自然妊娠を望んでいる方は早めに実践してみてくださいね。

スグケア編集部 2019/07/04

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