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妊活の先の子供のために|今の食事や肥満が将来の子供に影響する

妊活の先の子供のために|あなたの今の食事や肥満が将来の子供に影響する
小堀善友先生

この記事の監修医師

小堀 善友先生

獨協医科大学埼玉医療センター リプロダクションセンター副センター長・准教授

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本泌尿器内視鏡学会認定医。

専門分野は男性不妊症・性機能障害・性感染症で、男性不妊症や前立腺肥大症、前立腺癌の治療及び手術に多数携わっているほか、不妊症治療への啓発等にも積極的に取り組んでいる。

妊活中の夫婦は、将来生まれてくるであろう子供のために、充実した食生活と健康的な体型の維持に努めることが大切です。

子供は、両親の様々な情報を受け継ぐのですが、実は栄養状態や健康状態までも受け継ぐことが分かっています。まさか、現在の食事や肥満が子供に悪影響を及ぼすとは思っていなかったという方もいるでしょう。

妊活中の夫婦は、今からでも充実した食生活と体型維持を心がけるようにしたいところです。それでは、食生活や肥満が子供にどのような影響を及ぼすのか見ていきましょう。

現在の食事や体型が、子供に影響する!?

肥満の男性の子供は肥満になりやすい!?

妊活男性は肥満に注意

ケンブリッジ大学の報告によると、父親の食生活や体型が精子の遺伝子を介して子供に伝わる可能性があることが分かりました。人が太ったり痩せたりすると、精子のDNAに異なる化学標識ができます。そのため、父親の肥満が精子を介して子供に伝わり、子供が太るかどうかが決まる可能性があるということなのです。

またコペンハーゲン大学は、太りすぎている人と痩せている人の精子の遺伝子を調査した結果、痩せている人よりも太っている人の方が9,000以上もの遺伝子に変化がみられたと報告しています。変化がみられた遺伝子は、食欲制御と代謝、脳の細胞に関連がありました。つまり、肥満によって起きた遺伝子の変化が、子供の脳の細胞にまで影響を及ぼす可能性があるということです。

さらに、肥満の男性の子供は自閉症になる可能性が高いという報告もあるため、注目したいところです。

栄養不足の女性の子供は糖尿病のリスクが高い!?

妊活中の女性は注意!栄養不足の女性の子供は糖尿病のリスクが高い

まだ信頼度の高いデータではありませんが、女性の卵子にも同様のケースがみられます。

例えば、1944年にオランダで大規模の飢饉が起こった際の調査です。この飢饉のときに妊娠していた女性の子供を調べたところ、その子供たちは心臓病や糖尿病、肥満の傾向がありました。さらにその影響は、孫の世代にまで続いていました。

その他、マウスによる実験では、妊娠中に十分な食事を摂っていないマウスの子供は糖尿病の傾向があり、子供の精子のDNA構造にも特定の変化がみられました。また、過食のオスのラットと健康なメスのラットから生まれた子どもは、糖尿病になりやすいこともわかりました。

以上の実験データや報告から、食事や栄養が不足している、または過多であることが、次世代の子どもたちに何らかの影響を及ぼすことが分かります。まだはっきりとしたエビデンスはありませんが、現在の自分の食生活や体型が、生まれてくる子どもにも遺伝子を通して伝わる可能性があるのです。

肥満や食生活の偏りは不妊の原因にもなる

肥満は不妊リスクを上昇させる

肥満による不妊リスクの上昇

肥満や食事の偏りは、生まれてくる子どもだけでなく、妊娠そのものにも影響を及ぼします。

太りすぎの女性も痩せすぎの女性も、排卵障害を引き起こしやすく、不妊症になりやすい傾向があります。また肥満の男性も、精液の質が低下して妊娠しづらくなるという報告があります。

肥満の原因は、消費カロリーに対して摂取カロリーが多い生活を続けることです。運動不足で消費カロリーが少ないと、体重のコントロールも難しくなります。デスクワークや主婦で消費カロリーが比較的少ない方は、意識的に運動をするようにしましょう。

バランスの良い食事で妊娠しやすい身体づくりを

バランスの良い食事で妊娠しやすい身体づくりを

逆をいえば、栄養バランスのとれた食事を心がけることは、妊娠しやすい身体をつくることに繋がります。これは女性だけでなく、男性も質の良い精子をつくるために大切です。

栄養バランスのとれた食事とは、炭水化物を含む主食、肉や魚、卵などのタンパク質を含む主菜、野菜やきのこ類、海藻類など食物繊維やビタミン、ミネラルなどを含む副菜、そして汁物を組み合わせた献立です。

体重をコントロールするために、主食を抜いたり減らしすぎたりする方もいますが、リバウンドしやすくなるため避けなければなりません。

糖質や脂質に偏った食生活は、体重の増加を招きます。食生活は簡単に変えることは難しいため、一度カロリーオーバーの食生活を始めてしまえば、そのまま肥満になってしまう可能性があります。

妊娠しやすい身体づくりや生まれてくる子どもの健康のためにも、普段から栄養バランスの良い食事を心がけ、肥満を防ぐようにしましょう。

まとめ ~ 食生活の改善と肥満の解消で子供への悪影響を防ごう

食べ過ぎや肥満は、生まれてくる子供に悪影響を及ぼす可能性があります。

これは、男性にも女性にも言えるため、夫婦そろって栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

普段からカロリーオーバーが続いていると、少しずつ体重が増えていき、やがて肥満になります。体重が増えすぎると、それだけダイエットにも時間と労力がかかり、失敗のリスクも高まります。

妊活に成功しても、生まれてくる子供の健康状態に問題が起こるのは避けたいですよね。食事は毎日の習慣なので、普段から気をつけるようにしてください

スグケア編集部 2019/04/18

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